ローマ郊外、ブラッチャーノ湖に突き出る中世の街「アングイラーラサバツィア」。年の半分をそこで暮らすアッティコ代表の村本幸枝と、イタリア在住のスタッフたちが「イタリアの今」を綴ったコラムです。

イタリアの我が家に日本式のお風呂を… @ 2012/02/22

数年間構想を暖めてきた『我が家に日本式バスルームを!』
計画 (バスタブとシャワーを別にする)。
円高、そして消費税が23%に上がる前にやってしまおうと
やっと重い腰を上げ、行動を起こしたのが悲劇の始まりでした。



そうそう、でも、このところ徹底的な調査と摘発で多くの
脱税が発覚。そのおかげ(?)で消費税増税は免れるかも…
とのニュースが流れていました。そうなるといいけど…。



さて、1週間で終わるはずだった我が家のバスルーム改装工事
はすでにひと月を経過。本日、トイレや洗面所の水回りの設置
で来るはずだった水道屋からは今朝『熱が出て~』の電話があり、
再びペンディング。

開きのドアからスライド式ドアにするため、かれこれひと月半
以上も前に発注していた大工さんは、雪かきで上った屋根から
滑り落ちて複雑骨折。積雪で救急車が来れないからヘリコプター
で病院へ運びこまれたまま未だに入院中。
しかもまだドアは完成していないらしい。

ちょっと多めに頼んでおいたからと言われ安心していた
タイルは実際に貼ってみたらまったく足りず…。
あらためて発注することになりそれを待つのに数日間。



しかもこの改装工事はメインバスルームに手をつける前の
小さなバスルームの方のリニューアル工事。
いわゆるウォーミングアップ的な工事のはずだったのに。
(メインのバスルームを日本式のお風呂にする工事は
これからの予定なのです)

相変わらず、家の中はバケツやら刷毛やら水道管やらと
ともにホコリの山が。誤って穴を開けられたベッドルーム
の壁は直してもらったものの未だにペンキ臭くて使えず、
リビングのソファベッドで寝る毎日。

uuu…いったいいつになったら終わるんだろう。

ちなみに現在、なんとかここまで完成しました。
(工事開始からひと月経過…)



改装工事はこうして始まった…

アッティコ・ローマ
村本幸枝

ローマに雪が! @ 2012/02/07

極寒のイタリアから。
雪慣れしていない中部・南部イタリアは、先週末、
各地を襲った雪の影響で12万戸の家が未だに停電状態。

しかも除雪車が及ばない農家や田舎のヴィラは車も使えず、
買い物にも出られないそう。

私の友人も然り。
ペットの2匹の犬のえさはおろか、
自分たちの食料も底をつきつつあるとか…。
しかも、彼らの家は谷間にあって急な坂を
上がらないと敷地から出られない。

停電だから、
携帯は充電が切れたらアウトだしネットも使えない。
買い物もできなければ暖房も入れられない…。
けっこう深刻です。

うちがいつも野菜を買っている有機農家は作物全滅。
家に缶詰だそう。ガス不足(極寒のため)、学校休校など、
まだあちらこちらへの影響が続いています。




 ローマに雪が舞い降りた
 のは1日だけ。
 でも、雪慣れしていない
 せいかなんだか一大事に
 なっています。



私は今週末、車でミラノへ行く予定だったのですが断念
せざるを得なさそう。空路にすべきか電車にすべきか、
どうしたものかと思案中。
(どっちも止まりそうな気がして…)

アッティコ・ローマ 村本幸枝

危うくローマで帰宅難民に!

イタリア タクシーの自由化 @ 2012/01/27

連日、ストを繰り返しているイタリアのタクシー。
スローガンは『自由化反対!』



先日、ミラノでの取材を終え、
ローマへ戻るときのこと。
リネーテ空港へ向かうため、
ミラノ中央駅でタクシーに
乗車したら、とても感じの
よい女性ドライバーだったので、
なんとなくおしゃべりを始めた私。


その日は日曜日。
夫婦共働きでご主人も仕事 (ご主人もタクシードライバー)。
小学生の娘はおばあちゃん(自分の母親)に預けてきたのだとか。
本来なら家族団らんの日ですよね…。

イタリアのタクシーはそのほとんどが個人タクシーです。
その彼女も8年前に銀行でローンを組んで、タクシーの
ライセンス(ミラノ市発行)を15万ユーロ(1500万円)で
購入したそうです。ローン返済まであと2年。

イタリアでは各市がタクシーのライセンスを発行していて
その数には限りがあるので、すでに発行されているものを
売買したり、保有者が自分は引退し、他人にライセンスを
有料で貸したりしています。

人口や観光客の数、ビジネス頻度の高さは都市によって
異なるので、それに相応しい数のライセンスが発行される
わけです。数に限りがあるため、大都市発行のライセンス
は価値が上がります (ゴルフ会員権のようなもの?)。

今回政府が提案している自由化とは、そのライセンスを
廃止し、資格さえ取れば、どの街でもタクシー業に
参入できるといった内容のものだそうです。

「失業率が高いこのご時世、仕事のない人が溢れている
から自由化は譲ったとして、私のように高額を支払って
ライセンスを手に入れたドライバーたちの立場は?」
(もっともな言い分)。

ライセンス代を返せとは言わないけれど、ガソリン代や
保険料でその分を還元するような措置を取ってくれなきゃ、
怒りがおさまらない! というわけです (ごもっとも)。
まぁ、これは彼女の意見でかなり穏健派。
多くのドライバーは自由化そのものに反対しているよう。

高い保険料 (日本の倍以上高い)、年々上がるガソリン代、
車のメンテ代やライセンスのローンを差し引くと手元に残る
のはほんの僅か…嘆く彼女を見て本当に気の毒になりました。

リナーテに到着してからも話しが止まらなくなちゃって
延々と訴えて続ける彼女…。
(早めに空港に着いたからよかったけど…苦笑)

ちなみに、私が現在の車を買った当時 (6年ほど前)は
ガソリンを満タンにして55ユーロ程度だったのが、
今年に入って満タンにしたら85ユーロ近く(ため息)。

イタリアNOW 2012 @ 2012/01/04

笑えるネタをと思いつつも、右を見ても左に目を向けても
『不況』『経済危機』の二文字が目につく昨今のイタリア。

クリスマス前にイタリアへ戻り、滞っていた支払をしよう
と銀行に行ったら、今年から週に1000ユーロ以上の現金
は引き出せないとのこと(絶句)。自分の口座なのに。
高額の移動を必要とする場合はしかるべき書類への記入が
必要となるそう。

郵便局の窓口で年金を現金で受け取ることもできなくなり、
私の知人のお父さん(95歳)は口座を開くことを余儀なく
されたとか。しかも、ここでも1000ユーロ以上を一度に
引き出すことができないため、限度額をほんのわずかだけ
上回る年金を全額受け取るのに、二度も郵便局へ足を
運ばなきゃならない…と嘆いていました。

イタリアの口座は印紙代やら税金やら手数料やら、
口座維持のためにわけのわからない費用がかかり、
微々たる利子がついても、預けている元金を割って
しまうので年金も目減り。踏んだり蹴ったりです。

現在、イタリアで需要のある仕事は、国際ビジネスに
精通した弁護士だそう。母国語の他、最低2ケ国語の
知識が必要だとか。

またはそのほとんどが海外からの出稼ぎである家政婦
さんやひとり暮らしの高齢者を住込みでケアする仕事。

イタリア社会で今必要とされているのは、いわゆる、
超ホワイトカラーか、専門的な資格を必要としない、
どちらかと言えば多くのイタリア人がやりたがらない
仕事と、両極端に分かれるわけです。

そんななか、ここ数日、国会議員の高額な給与が
やり玉に挙っています。以下が欧州5ケ国を比較
した下院議員の給料 (税引き前)だとか。

イタリア…16,000ユーロ (160万円)
フランス…13,500ユーロ
ドイツ…12,600ユーロ
オランダ…10,000ユーロ
スペイン…4,300ユーロ

国会議院1人につきかかる経費や特別手当も他国に
比べ、イタリアが最も高額だそうです。さらに、
交通費(飛行機、電車、船、高速道路)は全て無料。

国会ではすでに (当然のごとく) 減額反対の声が
上がっていますが、本当にここに切り込めたら、
『モンティ内閣あっぱれ』ですよね。

アッティコ・ローマ
村本幸枝

イタリアNOW @ 2011/11/15

土曜夜の大統領官邸『クイリナーレ宮殿』の前は大騒ぎ。

『今日こそがイタリア解放の日!』
シャンパンボトルを掲げて歓喜に酔う反ベルルスコーニ派。

『シルヴィオ! シルヴィオ!』
声高らかにベルルスコーニ前首相を労うベルルスコーニ派。
(友人のつぶやき…あれはお金で買われてるな…苦笑)
とにかくまるで大晦日のカウントダウンのような大騒ぎ。

先週はじめ、事実上、内閣不信任案をつきつけられる
形になったベルルスコーニ首相。その前後あたりから
株価は暴落。イタリア国債の下落は止まらず、
国債取引の証拠金比率が過去最高を記録…。

11/7には交通機関のストがあり、11/8夜から11/11
までガソリンスタンドが休業するというので、慌てて
私もガソリンを満タンに(結局は回避されましたが)。

ただでさえ下がり続けていた銀行株はさらに暴落。
実はほんと〜に微々たるものですが、利用している
ミラノ・ポポラーレ銀行の株を私も100株ほど持って
いて時々チェックしては『どんどん下がってる…』と、
思いつつも、ほっぽり放しにしていたのです…。

数年前、銀行の担当者に『株価が下がっていて今が
買い時だよん』と勧められるままに購入したのですが
(前年1,100ユーロあたり⇒購入時850ユーロ)、
その後、株価が上がることはなく、徐々に下がり続け、
850ユーロが135ユーロになった時はさすがに
『この銀行、大丈夫か?』.と不安になったものです。

それがベルルスコーニ辞任表明後にネットで
チェックしたら『な、な、なんと34ユーロ!!!』
(1株34セントになっているではないですか…絶句)

パニック状態に陥り、銀行の口座を解約した人や
株売りに走った小口株主が続出したみたいで、
テレビのニュースでは『銀行から預金を引き出さない
ように』の通達が流れたほど。
(そんなこと言われると余計不安になるのにね)

元欧州委員でボッコーニ大学の学長だったこともある
エコノミスト、マリオ・モンティ氏の名前が次期首相
候補に上がってから、とりあえず、数日だけは市場も
落ちつきを取り戻したものの、再び下落に転じ…。

『スーパー・マリオ』の異名を持つらしいですから、
期待している人も多いようですが、ないところから
絞り出すのはスーパー・マリオにも無理。

消費税は上がるようだし(すでに現在20%!!!)、
ベルルスコーニ政権が廃止した固定資産税も再開
するみたいです(uuu…支払う税金が増える)。

南イタリアの失業率は20%を超え、
若者の3人に1人は職がなく、
18歳から30歳の4人に1人はニートと言われていて、
約44%の家庭が以前より貧困になったと感じている…らしい。

でも、なぜかみんな車を持っているし(しかも1人1台)、
人気のレストランはいっぱいだし、普通に生活している限り、
差し迫る危機感を感じないというのが正直なところ。
これから徐々にじわじわと日常生活に影響が出るのかも。

Datemi qualche notizia allegra !!!
(誰か、明るいニュースをくれ〜!)

アッティコ・ローマ
村本幸枝

イタリア男の昨今 @ 2011/11/02

先日、日本滞在中に友人の姪っ子フェデリーカから電話が。
そういえばローマを発つ前に『私の姪がちょうどあなたの
帰国中にバカンスで日本へ行くから連絡があったら相手を
してやって』と言われていたことを思い出し…。

BFと日本で3週間のバカンスらしく東京を満喫中とのこと。
村上眞理さんの料理教室がちょうど終わった頃だったので、
彼女も誘い、アッティコ近くへ繰り出すことに。

とりあえずアッティコまで来てもらい、そこで二人の希望
を聞いた上で場所を決めることにしたのですが、私と眞理
さんの提案は二人だけじゃ行けない場所へ連れていくこと。

やっぱりここはソフィア・コッポラ監督の『ロスト イン
トランスレーション』ワールドを味わうべきでしょ♪
と、カラオケを提案(笑)。
(というか、私たちが歌ってはじけたかったから)

『うん、うん、カラオケに行こう!』
ノリノリのフェデリーカに対して『…』無言のマルコ。
(あれマルコだっけ? アレッサンドロ? まぁいいや…苦笑)

というわけで、人形町のしぶ〜い割烹へ行くことに。
さんざん食べて飲んだ私と眞理さんはカロリー消化のため、
1時間だけ歌って帰ることに。

駄目もとで彼らに提案をしてみるとお酒が入ったせいか、
マルコものってきたので4人でカラオケへ移動。
1時間がもう30分、もう1時間と、結局3時間半の
歌いっぷり。マルコははじけ最後はマイクを離さず(笑)。

う〜ん、ついにイタリアの男もお酒が入らないと、
はじけることができなくなったか…(寂)。
昔は『NG信号』を発信しても押しが強い『KY男』が
イタリアにはわんさかいたのに。

押しが強いで思い出しましたが、車庫に戻る途中の
観光バスにナンパされた経験のある私(爆)。

大通りを歩いていたらいきなり大型バスが歩道に横付け。
シャ〜っとドアが開いて『家まで送っていくよ』だって。
『そんな大きな車じゃ私の家まで入っていけないよ』と、
心の中でつぶやきつつ、丁重にお断りしたものの、
それでもしつこかったなぁ〜、あのドライバー。

バスの運転手が街なかを歩いている金髪美人の旅行客
に一目惚れをして、いきなり路線から外れてバスで
彼女とローマ観光に繰り出す、なんて映画もありました。

今ではありえない懐かしきイタリアのイメージです。

タンバリン持って踊って歌う私に、
帰りの駅でマルコが感心顔でひとこと。
『あんた、若いね〜』
(私が若いのか、あんたがジジくさいのかは別として)
そう、歳は重ねているけど気だけは若いんです、私 (笑)。

アッティコ・ローマ
村本幸枝

イタリアで初の仕事 @ 2011/09/23

イタリアで暮らしはじめて、早、★0年。
はじめて得た仕事はショップ店員でした。

当時、ローマで仕事を探していた私に、
『新聞に日本人募集の広告が出てたわよ』と、
教えてくれたのはイタリア系カナダ人の友人。

早速、新聞を買いに走り、チェックしてみると、
『エンリコ・コベリ ローマ店オープンに伴い、
日本人女性のショップアシスタント募集。
英語の知識を持つ方が希望』という内容。

早速、電話をかけてみることに。
私『募集広告を拝見したのですが…』
相手『君、イタリア語は話せるよね』
私『はい』
相手『英語は?』
私『はい、話せます』
相手『そう、じゃあ、決まり、採用。
明日の10時にお店に来て。では、よろしく』

今までの私の人生の中でもっともスピーディに
決まった仕事でした(笑)。
いかに当時、ローマに住む日本人が少なく、
そのいっぽうで日本人の旅行客が多かったかを
物語っていますよね。

どの店もたくさんのお金を落していく日本人旅行客
を取り込もうと必死になっていた時代でした。
日本はまさに黄金期。バブルへ突入しようとして
いた時代でした (ここでだいたい年齢がバレます…苦笑)。

ところが、当時、日本ではエンリコ・コベリはさほど
知名度がなかったので、日本人のお客さんなんて
来やしない。その大半はイタリア人。

ここから私の奮戦記がはじまりました(苦笑)。
イタリア語の日常会話には困らなくても、
洋服の種類までは把握していなかったその頃の私。

客『フゾーを探しているんだけどあるかしら?』
私『心の中で…フゾー?なんじゃいそれは?』

まさか、お客様に『フゾーって何ですかぁ?』
なんて尋ねるわけにはいかないので、
『こちらはいかがですか? 今年の新作ですよ!』
と、図々しくトレーナーを見せる私に
『それはフェルパでしょ。フゾーよ、フゾー。
私が探しているのは』とお客様。

何度か連想ゲームを繰り広げるうちに、
やっと辿り着いたフゾーはレギンスでした…(爆)。
イタリアでも今はレギンスと呼ばれています。

フゾー自体も、もともとはイタリア語ではないと
思います。ちなみにその頃、日本でレギンスは
スパッツと呼ばれていました。
(ここでも年齢がバレます…苦笑)

イタリア人はよく『語学を学ぶならベッドの上で』
と言いますが、私の経験上、仕事で赤っ恥をかいた
ときの言葉ほど、即、頭に入るものはないですね。

さらにベッドで語学を学ぶというのも限界が…。
(この辺についてはあまり多くを語らないことにします…笑)
まぁ、『ベッドの上』っていうのは、その国の人と
お付き合いする、という意味だと思いますが。

私の個人的な経験によれば、外国語上達の秘訣は
(もちろんベースがあってのことですが)、
『自分の能力より一歩上の仕事で使う』
『恋人と真剣にケンカをする』
このふたつにつきるかと思います。

アッティコ 村本幸枝

ヴェネチアよ、お前もか! @ 2011/09/07

映画祭で賑わうヴェネチア。
先日はマドンナが登場し、詰めかけたファンで大騒ぎに
なったようですが、プレゼンした映画の方は今ひとつ、
というか、ブーイングだったとか…。

さて、映画祭期間の昨年のヴェネチアと、
同時期の今年のヴェネチアにはある違いがあります。

それは、今年はヴェネチアに滞在するのに税金がかかること。

今年1月からローマに導入された滞在税。
ローマ市在住以外の人に対して一律にかかるので、
仕事でローマ市内のホテルに滞在することがある私も
課税されます (ローマ県住まいだけどローマ市ではないから!)

フィレンツェもローマの後追いをし、7月から導入。
そして、『ヴェネチアよ、お前もか!』
というわけで、8/24からヴェネチアにも滞在税がかかることに。

徴収係はホテル。
チェックアウトの際、彼らが滞在税を計算し税金を徴収する
のですが、ホテル側はけっこう反対&抗議していたようです。
でも、御上には逆らえませんからね…。

いったん整理をしますと…

<ローマ市滞在税>



最長10泊までの課税で1泊1名につき、
1〜3ツ星ホテル滞在の場合2ユーロ
4星以上のホテル滞在の場合3ユーロ
ついでに市営美術館の入場料にも入館料の他1ユーロ加算。


<フィレンツェ市滞在税>



最長10泊までの課税で1泊1名につき、
ホテルの星の数=ユーロが課税となります。
つまり、3ツ星ホテルなら3ユーロ、5ツ星なら5ユーロ。
(わかりやすいって言えば、わかりやすい?…苦笑)
キッチン付きのレジデンスはランクによって1泊2〜4ユーロ。
アグリツーリズモは1泊1〜3ユーロ。
豪華ヴィラご宿泊の場合は1泊4ユーロ。


<ヴェネチア市滞在税>



最長5泊までの課税で1泊1名につき、
4〜5ツ星ホテル滞在の場合5ユーロ。
この金額を元に、ローシーズン(11月-2月)、ホテルランク、
市内の滞在地 (本島、離島、その他のヴェネチア市内) 、
滞在者の年齢によって最大50%までの割引が適応されるよう。
(計算が面倒くさそう…)

どの都市も10歳未満の子供、入院・治療目的での滞在は対象外。
また、11歳〜16歳の子供は半額 (ヴェネチアのみ) など、
市によって異なる多少の恩恵はあるものの、
これによって市側はかなり潤う模様。

ちなみにヴェネチア市はこの滞在税により向こう2年間で
5400万ユーロ (約62億円)の収入を見込んでいるとのこと。

もちろん、滞在税によって得た収入は、さらに旅行客の
皆さんに快くヴェネチアに滞在してもらうために利用する、
そうでございますが。。。。

個人的には見るからに財政が苦しそうなナポリとか
パレルモこそ、こういう税を導入すべきではないかと…。
でも、そうすると旅行客が激減するかもれいませんね…。
さらに、滞在税で得たお金の行方も危ういし…。

アッティコ・ローマ
村本幸枝

ナポリの伊達男 @ 2011/09/03

日中はまだ30℃を超し、燦々と太陽が照りつけるナポリの街。
紫外線の強い日差しを肌に思いきり浴びながら、
これまたさらに熱くて濃いナポリの伊達男たちに囲まれ、
先日、2日間の取材を終え、ローマへ戻ってまいりました。

今回は俳優の峰竜太さんもご一緒でした。
60歳手前とはとても思えない鍛えたボディには
ナポリ仕立てのスーツがぴったりで。。。
紳士で優しく面白い! すっかりファンになってしまいました。

2日間と短い時間でしたが、メンズ服飾業界では名の知れた
C氏にも同行して頂きながらまわったナポリはまたひと味
違い、楽しいものでした。

ナポリはやっぱり奥深いですね。

私も撮影で幾度となく、ナポリ、しかも危ないと言われて
いる地区に入っていますが、外の顔と奥の表情がこれだけ
違う街は、イタリア広しと言えども他にはないと思います。

絶対にここには住めない…。毎回、ナポリを訪れる度に
思いますが、あの独特の刹那的な生き方とパワーには、
いつもどこか心を揺さぶられるものがあります。

代々続くスパニョーリ地区のパンツ専門仕立て屋さんは
ひと坪ほどの、ここは昭和初期? と思わせる自宅の一角で、
年代もののミシンとアイロンを使って、ほぼすべて手縫いで
今でもパンツをつくっています。

そんな職業があるんだと驚いたGillet (ベスト)を専門に
仕立てるジレッタイオ (じれったいよではありません…笑)
も紹介してもらいました。

C氏は街なかを歩いていても、通りを行き交う女性への
熱い視線によるアプリーチは怠りません (苦笑)。
もちろん、彼は妻帯者です。

『本当に女好きねぇ』
飽きれ顔で言う私に返ってきた彼の言葉は、
『女性は植物といっしょ』
『毎日、話しかけて水をやらないと枯れちゃうからね』

『世の中の女性にいつまでも美しくいてもらうには、
男のそういう努力が必要なんだ。それが男の役目!』

とくに40歳以上の女性には、
たくさんお水をやる(熱い視線を送るという意味ですよ!)
必要があるのだとか…(笑)。

この言葉には、いや参りました!
こういう哲学が背景にあるからこそ、
伊達男の雰囲気が自然と醸し出されるのでしょうね。






その後、私たちは日本で再会…続きはここをクリック!

アッティコ・ローマ
村本幸枝

イタリアに大型台風上陸?! @ 2011/08/13

8/15のFerragosto (聖母被昇天の祝日)を挟む8月半ば。
夏休み真っ最中のイタリアを覆いつつある不吉な黒い雲。
楽しいはずのバカンスを手放しで喜べないイタリア人。

バカンス開けの9月、大型台風がイタリア全土を襲う
かもしれない…そんな不安が辺りを覆っています。

経済危機が本格的に表面化しはじめたイタリア。
株価が暴落した先日、ベルルスコーニ首相のコメント
は『株価と実体経済は別もの』という内容でした。
(だから、そんなに騒ぎ立てる必要はないと…)

その数日後…。
イタリア政府は本格的なコスト削減案を提案。
『血がにじむほどの心の痛みだ』
そんな首相の前置きの上で出された主な案とは、

●人口30万人以下の37県の廃止
●人口1000人以下1500市の合併
(上記2案により54,000人のリストラを実現)
●所得税の増税
●公務員の賞与廃止(冬のボーナス)
●公務員の退職金2年間先送り
●女性の年金65歳から(2020年から2015年へ前倒し)
●投資による利益に対する税12.5%⇒20% 等々

その他、内容不明のエネルギー分野に課せられる
『ロビン・フッド税』なるものも浮上…。
(水道光熱費がこれ以上あがるのか?!)

大きな犠牲を被るのは地方自治体のよう。
54,000人が職を失うかもしれない危機にさらされて
いるにも関わらず、多少の所得税増税はあるものの、
国会議員の議席数や様々な特権的恩恵は現状維持なのだとか。

先日、テレビのファイナンシャル・ニュースで、
米国人実業家がエネルギッシュな空気漂う新興国と
斜陽の先進国について語っていました。

『ないもの』を手に入れよう邁進する新興国
『あること』に慣れてしまっている豊かな先進国

そんなことを考えている時に届いた一通のメルマガが
日本に精通しているVittorio Volpi氏のコラムでした。
書かれたのは東日本大震災以前の昨年4月ですが、
それを読んでさらに考えさせられてしまいました。

東日本大震災、原発問題という大きな痛手を受けた
日本 (私たち日本人) が今後そこから何を学びとり、
子供たちのためにどういう未来を築いていくのか、
本当に心の底から考え、そして実行せねばなりませんね。
(大人の務めとして)

今回は筆を進めるうち(じゃなくて…)、キーボードを
たたくうちに、いつになくちょっと硬い内容に
なってしまいました…。

Vittorio Volpi氏のコラムです。ご一読を。
ミラノをベースに活躍するO女史が発行している
『Japan-Italy Business On-line』から

アッティコ・ローマ
村本幸枝


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