ユーロスターでの苦肉の策

昨日、ローマを抜け出し1日でピサとフィレンツェに行ってきました。
出足は万事順調!電車の乗り継ぎもうまくいけば、天気も快晴。
このまま無事に1日の旅が終了する予定だったのですが、
ローマへ戻るため、18時すぎにフィレンツェの街中から
駅に向かい出したとたん雷が鳴りだし、
いきなりの大雨となってしまいました。

何とかずぶぬれになることなく駅についたものの、
乗るはずのユーロスターが30分遅れとのこと。
「まあ、30分くらいなら当たり前かなと」思っていたら、
その後少しすると遅延が55分に。
この段階で、後発のユーロスターのほうが早くローマに帰れることに気づき
チケットを変更し、少しでも早く出発する列車に無理やり飛び乗りました。
そこでびっくり!通路にまで人が溢れるほどの満席状態。
立ったままの旅を余儀なくされることとなりました。

呆然としていると、何やら良い香りが鼻をなぜ、
ユーロスターには食堂車が連結されていることを思い出しました。
今まで一度も利用する機会のなかった食堂車ですが、
ちょうど夕食時間と重なり、さらに座れる!と思ったら
すかさず足を踏み入れてしまいました。

メニューはセットもののみですが、
プリモを3種類から1皿、セコンドを2種類から1皿選ぶことができ、
さらに付け合せ、ケーキ、果物、コーヒー、お水がついて
サービス料込みで26ユーロでした。
ちなみに私はリガトーニ・アマトリチャーナ、牛肉のスカロッピーネ、
ポテトのオーブン焼き、チョコレートケーキ、エスプレッソを
ぺろりとたいらげました。

皆さんも、ユーロスターご利用の際に席が取れない場合
この策を試されてはいかがでしょうか。

アッティコ・イタリア
田中裕子

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