イタリア男にもの申す!

イタリアの3/8は毎年『女性の日』。
日本でも『女性の日』の存在がだいぶ浸透してきているようですね。

この日、イタリアでは男性が女性にミモザの花をプレゼント。
うちの近くの野原にもミモザが咲き乱れています。
余談ですが、ミモザアレルギーのイタリア人は
この時期苦しんでます(笑)。

さて、女性の日の夜はご主人やパートナーを残し、
女性同士で夕食に出るのが典型的な女性の日の過ごし方です。

昔はどの店へ買い物に行っても『おめでとう!ハイどうぞ!』と、
笑顔でミモザの小さな花束をプレゼントしてくれたものですが、
この頃はそんな光景も珍しくなり…少し寂しい思いをしています。
(不況のせいかな…?)

なんて考えていたら、ふと気がついたことが。。。

女性の日であるにも関わらず、
『Auguri ! おめでとう』とも声をかけられず、
気軽にミモザの花をプレゼントされることもなくなった。。。
その事実が何につながるかと言えば。。。(個人的意見です)

それはイタリアの男性が変わったという事実。
私は出張でよく国内線を使いますが、短期間の旅なのでいつも
荷物は機内持ち込みにしています。その荷物の出し入れの際。

以前は席にたどり着いた瞬間に、さっと周りの男性が手を出し、
すっと上の棚に荷物を置いてくれたものですが、最近のイタリア男
ときたら、腕をぴくぴくさせながら、自分の背丈より高い棚に
荷物を乗せようと奮闘している私を横目で見つつ、知らんぷり!
まわりに誰かいないかしら、と、見回しても、知らんぷり!
で、手を貸してくれるのは近くにいる女性たち。
ちなみに私もそんな女性に手を差し伸べる『男らしい女性』のひとり。
どーいうわけでしょう!
(と、段々書いている内に腹が立ってきました!)

『それって単にあなたが歳を取って女として見られなくなったから、
じゃない?』と、どこから意地悪な声が聞こえてきそうですが、いや違う!
なぜなら、年配の女性であればあるほど、イタリア男は大切に扱う、
そんな素晴らしい紳士のマナーを持っていたはず、だからです。

かれこれ20年以上前、はじめて旅でイタリアを訪れた私は、
このイタリア男のマナーにうっとりしたもんです。
駅の階段では荷物をすっと持ってくれ、電車のコンパートメントの
座席の奥の奥に転がり落ちてしまったくだらない雑貨を地面に顔を
付けんばかりに横になって拾ってくれた見知らぬイタリア男たち。

彼らはいったいどこへ消えてしまったのでしょーか?!

若い男の子たちでなく、あの時紳士だった、現在中年の男たちも
今や同様。いや、若い子よりマナー知らずかも。
イタリアの魅力のひとつは『イタリア男』だったはずなのに。。。
なんとも残念なことです。

そういえば、街なかを歩いていても『Bella! (べっぴんさん)』と、
声をかけられなくなったなぁ。。。
(おっと、それはまた別の問題ですね。笑)

アッティコ・ローマ
村本幸枝

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