イタリア人と珍道中

日本に遊びに来たイタリア人の友人たちの『地方に行きたい!』
『温泉に行きたい!』のリクエストに応え、それなら私も行った
ことがないところへと思い、強行で石川県、富山県とまわって
きました。

<1泊目金沢>
着いたその日の午後は市内を観光。建築家のSは早速『SEJIMAaaa…!!!』と、
喜びの悲鳴を上げながら金沢21世紀美術館へ直行。
http://www.kanazawa21.jp/
8/29から11/21まで開催される『ヴェネチアビエンナーレ国際建築展』で、
女性初、日本人初の総合ディレクターに選ばれた建築家、妹島和世氏は、
今、イタリアの建築業界でもっとも注目を集めている女性なのです。

<2泊目能登半島、ランプの宿>
翌朝、金沢駅でレンタカーをピックアップ。
能登半島の先端、海に面した、よしが浦温泉『ランプの宿』へ。
http://www.lampnoyado.co.jp/

途中、日本で唯一砂浜を走れる『千里浜なぎさドライブウェイ』で休憩。
獲りたての魚介をその場で焼いて食べさせてくれる浜辺の店で、
地元の白貝をつまみに昼間っから生ビールで大満足の食いしん坊R。
『朝から貝… (絶句)』。信じられないという顔でRを見つめる偏食のS。
http://chirihama.com/

能登が一望できる別所岳に立寄り、その後、宿へ到着。
キャンセルがあったからと、露天付き客室から特別室にグレードアップ
してくれたものの『えっ、これが特別室かい?』というのが正直な感想。
いや、立地は素晴らしいですが、客室のお風呂は大人二人でぎゅうぎゅう。

で、夕食のお食事処へ行って納得。なんと、年若いカップルばかり。
特別な日のために、大金はたいて来たのかしら…と余計なお世話の私。
私たち以外に唯一外国人客だったスペイン人もやはりカップルでした。
たまたまだったのかなぁ。いずれにしても熟女4名は私たちのみ…(苦笑)。
まぁ、カップルならぎゅうぎゅう風呂も許せるか。

<3泊目富山大牧温泉観光旅館>
翌朝、能登半島を下り、高岡を抜け、小牧ダムへ。
10:00に宿を後にし、車を飛ばして14:00発の遊覧船に乗船。
船でしか行くことのできない大牧温泉観光旅館へ。
http://www.oomaki.jp/

ランプの宿とはうって変わってそりゃあそりゃあしぶーい雰囲気。
私たちと共に遊覧船で宿に向かっている団体はじいさん、ばあさんのみ。
『どこから来たの?』遊覧船のおじさんの問いに『イタリアです』と私。
『6/14の月曜サスペンス劇場、』と続けるおじさん。私『?』

『この旅館が舞台になってるんだよ。イタリア人にも見せてあげてよ』。
私『その頃にはもうイタリアに戻ってるです、残念!』と答えつつ、
イタリア人が月曜サスペンス劇場見ても分かんないし…と心でつぶやく私。
言われてみれば、サスペンス劇場にもってこいの立地と雰囲気だわと、
船を下りて妙に感心してしまった私でした。

リゾートスパを目指している風の『ランプの宿』に対して、こちらは
元祖『ニッポンの旅館』。早速、浴衣に着替えて『露天風呂』へ。
途中にある『クマに注意!』の看板を横目で流しつつ階段を上っていくと
青々とした緑に囲まれ、ゆったり流れる川が見下ろせる素敵な露天風呂が!

しかも誰もいない、誰も来ない。
ばあさんたちには露天風呂までのあの階段はきついのかも。
熊が出るかもしれないしネ。ラッキー!

早々と浴衣を脱ぎ捨て、湯船につかるべく足をお湯に入れるとこれが熱い!
私はかなり熱いお湯でもOKなのですが、その私にもやや辛い感じです。
もちろん『猫肌』のイタリア人にはとてもじゃないけど無理。

慌ててホースを引っ張って来てお水をたっぷり足そうとしたら、
押し続けないと自動的に止まってしまうタイプの蛇口。。。
そこで登場したのが意外や意外。
ふだんはワガママでどちらかと言えば面どっちいタイプの建築家&偏食のS。

何をするかと思ったら、蛇口の上に桶を置いて椅子をつくり、そこに
座り込んで水出し係に。あんたもたまにはいいところあるじゃない。
(と、本人には言いませんでしたよ、心でつぶやいただけ)
熟女4名は『熱っ!』と素っ裸で右往左往した後、救世主Sのおかげで、
イタリア人適応温度になった露天風呂に目出たく入湯!

翌日は五箇山の合掌造りを見学し、3泊の旅を終え、東京に戻ったのでした。
でも、石川でも富山でも道中イタリア人、スペイン人、ドイツ人等に遭遇。
ヨーロッパの人たちもかなりディープな日本の旅をしているんですねぇ。
いや、驚きました。

アッティコ・ローマ
村本幸枝

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