イタリア男たちを相手に…

『草食系?』と呟きたくなる押しの弱い男子(とくに若者)が
増えたな~と思う昨今のイタリア。
そんななか、撮影で訪ねたフィレンツェのある店のオーナー
は、久々にイタリア男のパワーを感じさせてくれました(笑)。

還暦過ぎても渋めの赤いカジュアルシューズがよくお似合い。
ユーモアたっぷりで茶目っ気ある応対。
取材に関する質問には、互いの距離が15cm? というほど、
顔面間近で答えてくれる度に奥でちらっと光る眼(まなこ)が
ちょっとエッチっぽく『チョイわる』加減もGOOD (苦笑)。

取材を終えた後、今回、撮影をさせて頂いている
俳優のM氏へオーナーから心ばかりのプレゼントが。
『本当は女性陣にプレゼントしたいところなんだけど』と、
店主が担当の女性編集者と私にウインクを投げかけるので、
すかさず『女性陣もプレゼントは拒否しませんよ〜』と、
ニッコリ笑顔を返したところ、目出たく、図々しく(?)、
女性陣もオリジナルストールを頂戴いたしました。

フィレンツェ最後の夜、イタリア人カメラマンのS君は
撮影のちょっとした合間にナンパしたモロッコ人女性と
二人っきりでディナー。
仕事も早いが、こういうところも非常に早い!

翌日(今日の朝)『楽しかった?』って尋ねたら
『ご飯を食べただけ。僕は何もしてませんよ』だって。
別にそんなことを聞いたわけじゃないんだけど (笑)。

これから電車でミラノへ移動です。
6月からコンタクトを取り、根回しをし、すでに取材OKを
頂いていたG氏からは一昨日ドタキャンの連絡が…。
これからどう説得するか頭を悩ませています。
とりあえず、事はミラノへ移ってから。

イタリア男たちを相手のお仕事は苦もあり楽もあり(苦笑)。
すべてが上手く収まりハッピーな気分でローマへ帰れると
いいのですが…。

アッティコ・ローマ
村本幸枝